そろそろ車を売却したいと考えた時に、中古車買取業者に買取に出す人が多いと思いますが、
車の査定をお願いした途端に、営業マンがパパッと車を確認し、ものの30分くらいで
「〇〇円ですね」
と査定額がすぐに出されることを経験したことはありませんか?
果たして査定士は一体どこを見て確認しているのでしょうか?
そもそもちゃんと見ていないのでは?という疑問を抱く人も多いでしょう。
そこで、自動車業界で働いていた元プロの目線から、
- 買取価格を決める基準
- 査定士は車のどこを見て判断しているのか
- 査定にかける時間
- 車を売る時に押さえておきたいポイント
といった内容をご紹介しますので、これから車を買取りに出そうと考えている人はぜひご一読ください!
目次
車を高く買取のコツ!車によって買取相場が違う
まず、車の査定額の基準はお店によって決まっており、次の項目を確認することで、おおよその査定額を出します。
- 年式
- 走行距離
- その車の需要
さらに、そこから次の項目を確認し、査定額をプラス・マイナスしていきます。
- 現車の状態
- 事故歴の有無
まとめると、車の買取査定を依頼した段階で、ある程度車の買取相場は決まっており、そこから現車の確認を行い、査定額に細かく反映していくことになります。
車を高く買取できる?車の状態によってプラス査定も
上記でご紹介した通り、車の状態を確認する時は既に買取相場がおおよそ決まっている状態であるため、実は最低限のポイントのチェックしかしていない場合があります。
しかし、車の状態が綺麗だと、当然評価は高くなるため、プラス査定につながることもあります。
では一体チェックしているポイントは一体どのような部分なのでしょうか?次項から詳しくご紹介します。
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車を高く買取る査定士がチェックする4つのポイント
査定士がチェックするポイントは大きく分けると次の4つに分けることができます。
- ボディ
- 内装
- 電装関係
- エンジン
一つずつ詳しくご紹介していきます。
車を高く買取のコツ①ボディ部分の確認
ボディについては、
- 傷や凹みがあるか
- 修理跡がないか
- 色あせていないか
といったことを確認しています。
一番目立つポイントでもあるボディは、特に重視する印象があると思いますが、、あまり細かく見るという感じではなく、ぐるっと一周しながら確認し、気になるところがあると詳しく確認するという感じになります。
特に査定士が重視するのは「修理痕」がないかということです。
買取した後に修復歴車だったことがわかれば査定額が大幅に変わるため、ここに一番時間をかけます。また、同時に塗装面がくすんでいないかも確認します。
車を高く買取のコツ②内装の確認
車の内装の確認は全体的な印象が大きく左右されるため、査定の時にもしっかりとチェックします。
内装で特にチェックすることは、
- シートの汚れ
- 車内のの臭い
- トランクルームの確認
となります。
シートは破れや色あせ、ハンドルや天井の確認も同時に行い、トランクルームも同じように確認します。
特にタバコの匂いは車内クリーニングをすれば、ある程度は除去することができますが、シートに染み込んだヤニや汚れはクリーニングしても簡単に落とすことができませんので、査定の時に大きなマイナスポイントとなります。
車を高く買取のコツ③電装関係の確認
車の査定時にカーナビやオーディオ、スピーカーといった電装関係の確認も同時に行われます。
電装関係では、
- ボタンは正常に動くか
- スピーカーから音が出ているか
といったことを確認します。
最近のカーナビはタッチパネル式の場合多いため、タッチパネルの作動確認も行い、CDの出し入れもスムーズにできるかどうかも同時に確認します。
また、カーナビに関しては、そのバージョンはどれだけ古いのかといったことも確認し、あまりにも古いバージョンの状態だと、マイナス査定になることがあります。
車を高く買取のコツ④エンジンの確認
エンジンなどの機関部は査定の時にしっかりと確認できないことが多く、査定士の方から直接聞かれることが多いでしょう。
また、査定中はエンジンをかけ、異音がないか、オイルが漏れていないか、エアコンの効きは大丈夫かといった項目を確認します。
そのため、聞かれたときに嘘をつくと、後にトラブルの原因となることがあるため、聞かれた時は本当のことを話しておきましょう。
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車を高く買取のためには?査定の時間は短い
最初にご紹介したように、査定士は1台の車を査定するのに長く時間をかけるということはしません。
査定する車によるものの、一般的な車の査定時間は30分以内が目安となり、その時間で上記でご紹介した内容のチェックを全て行なっていきます。
なぜこんなにも早く終わらせてしまうのかというと、お店に来たお客さんを待たせているため、ゆっくりと対応している時間がほとんどないからです。
反対に、お店に持ち込んで査定してもらう方法ではなく、出張査定の場合は自宅で査定してくれるため、じっくり見てくれる傾向があります。
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車を高く買取のために!査定前4つのチェックポイント
査定士がどのような部分を確認するのかがわかったため、査定時間内により高額査定に近づけるために最低限押さえておきたいポイントをご紹介します。
- ボディの洗車をしておく
- 内装は綺麗にしておく
- 書類を用意しておく
- 大きな傷は直さない
以下で順にご紹介しますね。
車を高く買取のポイント①ボディの洗車をしておく
査定に出す時に車のボディが汚れていると、きちんと傷や凹みが見えないため、査定士からの印象が悪くなります。
そうなると、その時点で大きなマイナスとなり、後にプラス評価が見つかっても査定額に反映されない可能性も出てきます。
たとえ小さな傷があってもそこまで大きなマイナスにはならない場合が多く、むしろ車が汚いと傷を隠していうという印象を与えてしまいます。
そのため、査定に出す前はボディを洗車し、綺麗な状態で見てもらうようにしましょう。
車を高く買取のポイント②内装は綺麗にしておく
車の内装も大きなポイントとなるため、ある程度綺麗にしておいたほうがいいでしょう。
特に、
- シートに汚れはあるか
- ルーフ面が汚れているか
- タバコのヤニが付いていないか
といったことが評価につながり、この評価自体も漠然としているからです。
しかも、少ない時間で査定されるため内装に関しては全体の評価で判断されがちになりますので、最低限の掃除はしておきましょう。
車を高く買取のポイント③書類を用意しておく
車を査定する時には車検証はもちろんのこと、点検記録簿があることが大きなポイントとなります。
この点検記録簿は、今までの車の状態が記録されているため、評価の基準となるでしょう。
また、オプション品やカーナビの説明書なども準備しておくと査定時にプラスに評価されるため、査定に出す時は書類があるか確認するようにしましょう。
車を高く買取のポイント④大きな傷は直さない
自分で直せる小さな傷であれば直しておいても構いませんが、正直なところ、10センチ以内の傷や凹みの場合、査定額に大きなマイナスとなることはほとんどありません。
そのため、自分で直そうとして余計に傷が目立ってしまえば逆に査定額が下がることになりかねないため、自信がない場合はそのまま査定に出すことをおすすめします。
反対に、大幅なマイナス評価となるのは板金塗装や部品の交換、修復歴がある場合といった大きなダメージである場合がほとんどとなります。
車を高く買取してもらうには?まとめ
車の査定は車が綺麗に使用されていたからといって必ずしも高く買い取ってもらえるというわけではなく、車の需要や年式、走行距離によってあらかじめその査定額が決まっていることがほとんどです。
しかし、そこから車の状態が良いとプラス査定に持っていくこともできるため、今回ご紹介したポイントをおさえ、事前に準備をしてから査定に出してみることをおすすめします。
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